愛犬と登山 パピヨンと高山200回以上の教訓  
愛犬と登山の法律 国立公園犬は登山禁止?     
 国立公園なので、犬は登山禁止は虚偽表示
要旨 国立公園も自由。禁止する法律はない。環境省が観光旅行業者や登山業者と癒着結託した「犬登山自粛」の行政指導は悪行政。国立公園の富士山、三ツ峠山、谷川岳等は犬も自由。民家、観光地もある広大な国立公園内は愛犬との旅行も自由。その自由を奪う恣意的行政指導は賄賂腐敗の元。
 ほんとの自然環境保護なら、犬だけでなく、人の登山規制に大賛成。
 
我が国の法律に犬の入山、即ち、愛犬との登山禁止する法律はない。国立公園を規定している自然公園法にも改正自然公園法(平4改正)にも森林法にも犬の登山を規制する条文はない。
 《国立公園なので、犬の登山を禁止する》とは、法律違反だ。。
国有地である国立公園には、国民は誰でも自由に出入りする権利がある。その権利を制限するなら、根拠となる法律を明示してもらいたい。観光旅行業者や登山業者の身勝手な横暴だ。 
 私有地だからと言うなら、国立公園の指定を取り消すべきだ。国立公園の名称を観光旅行の宣伝に利用しているだけだ。国立公園は私的利益増進のためにあるのではない。
 尾瀬では遊歩道の犬連れ登山者の歩行を環境省名で禁止している。法律違反だ。環境省の職員はコンプライアンス(法令順守)の意識はあるのか。法律違反を平気でやる役所なのか。
 
 法律によらず、国民の権利を抑制するのは無法国家か独裁国家だ。
我が国は法治国家である。にもかかわらず、一部観光旅行業者や登山業者が国民の権利を制限しており、環境省が荷担している。
 環境省は、その観光業者の横暴を黙認しているだけでなく、観光業者側に立って、それを推奨している事実も多々見受けられる。
 賄賂と接待に明け暮れているのかと問いたくなる。
 
東京都最高峰の雲取山(2017m)からの下山時に、環境省の腕章をつけた7人の登山パ−ティが、
 
「犬を国立公園につれて来るな」と高圧的に言ってきた。
「何故だ」との問いに、「野生動物が逃げるから」とのこと。
「証拠はあるのか」との問いに、「今はない」との返事。
「野生動物が逃げるとは、頭で考えたでっち上げであり、証拠はないだろう。」と念を押す。 
返事は「・・・・・・」ない。
 
 「室内犬は家で飼え」と別なことを言い出す。
愛犬は家族である。その愛犬の飼い方まで、小役人に指図される筋合いはない。
たとえ、環境大臣でも指示する権限はない。
指示したいなら、その前に法律を制定するのが先だろう。
 
 話を元に戻して、
「猟犬も登山禁止か」との問いに、「猟犬はいいんだ。」とのこと。
「猟犬だと野生動物は逃げないのか」と問いに、「・・・・・・」無言である。
 
 別の男が、「犬を連れてくる人は、山に来る資格がない。」と、いかにも小役人らしく、山に来るにも資格を云々する。馬鹿馬鹿しくて、無視する。
 
「逆だろう。猟犬なら逃げて、ペット犬なら逃げないなら、わかる。へたなでっち上げだ。」と言ったら、「・・・・・・」無言であるが、殴りかからんばかりに、血相を変えている。
 
 7体1の激論。しまいには腕力に訴えようとする始末。きわめて悪質。
  
 「そんなことまでして、犬の登山禁止をいうのは観光業者から賄賂でももらっているのか。厚生省の岡光次官と同じだ。」と言ったら、全員が急に逃げ出した。
 やましいことがあるのだろう。登山バッグを背にした7人全員が無言で逃げ出した。そのうしろ姿を見ていて、あさましく、いやしい連中だと腹が立った。
「犬の登山禁止の法的根拠はあるのか。そんな法律はない。」と言おうと思っていたが、その前に、逃げられた。法律を無視した小役人の腐敗横暴の実態だ。
 
 当時、官僚の賄賂汚職の腐敗構造の摘発が頻発していた。
厚生省(当時)の官僚のトップである次官まで逮捕された。関係業者との癒着汚職である。2003年6月9日、その元事務次官・岡光序治(のぶはる)(64才)の実刑が確定した。最高裁が上告棄却を決定し、懲役2年、追徴金約6300万円の実刑とした1,2審判決が確定し、収監された(2003/06/25)。
 
 大蔵省(当時)と通産省(当時)の官僚も逮捕や懲戒免職された。
新聞、テレビには毎日のように風俗営業の『ノ−パン喫茶』での接待などの癒着腐敗の実態が取り上げられ、官僚の傲慢不遜のあさましさが、世の指弾を受けていた。
 
 環境省の7人の小役人は、そのことに一言ふれただけで逃げ出したのだ。推して知るべしだ。観光業者からの賄賂接待付け届けに言及されるのを避けたのであろう。
 
 犬が入山すると、犬の臭いで野生動物が逃げるという詭弁は、環境省を頂点に国立公園の尾瀬などの観光登山業者の間に広く流布している。
馬鹿げているが、本人達は平気な顔で言う。科学的論理的思考が欠落している。
 
 年間何万人、何十万人、地域によっては100万人を超す登山者の中には、犬を飼っている人も多い。その人の着衣には犬の毛や臭いが付着している。もし、犬の臭いで野生動物が逃げるとすると、その臭いで逃げる。馬鹿げた詭弁だ。
   
 その自然環境保護が強く叫ばれている国立公園の尾瀬で、昨年(02年)5月に、老舗の長蔵(ちようぞう)小屋』の廃材やプレスした空き缶など30トンが不法投棄されていたことが発覚した(別項 富士山ゴミ世界遺産 誰がゴミの山にした?に詳述)。
 その土地は国有地の貸与地であり、隣接地には環境省ビジタ−センタがある。
不法投棄が20年間も続いていたのに、そこの役人は何を管理していたのだ。
黙認というより、共犯だ。環境省とは、そういう役所なのだ。
その職務怠慢の癒着腐敗構造に鉄槌を下すことはできないものかと、歯がゆく思うのが、素直な国民感情だ。
   
環境省の責任者は「犬の登山は禁止ではありません。自粛です。」と言う。
法律に基づかない役人による恣意的な行政指導は百害あって一利無しだ。
観光旅行業者や登山業者と結託し、その賄賂接待付け届けを期待して私利私欲の行政指導になる。
 現今の我が国の経済等の諸システムが機能不全状態に陥っているのも、官僚の法律に基づかない恣意的な行政指導に起因している面もある。誰一人その責任をとってない。責任はとらないで、賄賂だけを取っているのかと問いたい。
 
 愛犬と登山や旅行を楽しむのも、国民の幸せに生きる権利(憲法、幸福追求権)の一つだ。その国民の権利を制限するには法的根拠の明示が不可欠だ。
 
 環境省の役人に再度言う。日本は法治国家だ。法律に基づかない恣意的な行政指導は、大多数の国民に取って迷惑千万だ。喜んでいるのは癒着業者だけだ。
 
「犬の登山禁止は自粛です」といういい加減な行政指導は、即刻、止めてもらい。
国立公園が如何に広大であるかを理解しているのか。実体について無知蒙昧だ。
 
国立公園内には山小屋だけでなく民家も多い。そこでは犬は飼うなと言うのか。
富士箱根伊豆国立公園の富士山と三ツ峠山の山小屋には犬が飼われていた。
特に三ツ峠山には各家に飼われているらしく、数頭いた。
飼うなと言うのか。それとも、賄賂が期待できる観光登山業者はいいのか。

 上信越高原国立公園の谷川岳等の山岳ロ−プウェイは200〜300円で犬も乗せてくれる。料金を取る時はいいが、自力で登る時は、登山禁止とでも言うのか。
 
 ペット犬なら、野生動物が逃げて、猟犬なら、逃げないと言うのか。
 広大な国立公園内には愛犬と旅行もしてはいけないとでも言うのか。国民を愚弄している。 
 
 国立公園への犬の自由な登山を主張しているのではない。観光地化した山の中には、自然環境保護のため、犬だけでなく、登山者の入山規制が不可欠な地域がある。昨年(02)制定された改正自然公園法による人間を含めた登山規制に大賛成だ。
 
 環境省の犬登山自粛の行政指導は悪行政だ。そのために、国立公園は犬は登山禁止と誤解している人も多い。愛犬との登山中に、無用なトラブルがある。
 犬の登山禁止の地域とそうでない地域を法律に基づいて明確にすることが大切だ。
法律で明確にできないなら、恣意的な行政指導は即刻やめるべきだ。賄賂接待付け届けの温床になるだけだ。多くの国民にとって迷惑千万だ。
 
 法律に基づかない役人による恣意的な行政指導は、21世紀の日本には不要だ。
。役人のサジ加減ひとつで、国民の生活が振り回されるような日本は、もう、ごめんだ。
 法律に基づいた行政指導だけを実施すべきだ。それが法治国家だ。 
 
 山の観光行政の推進と山の自然環境保護行政は本来、二律背反で両立しにくい。環境省本来の責務である自然環境保護行政に傾注すべきではないのか。
 行政簡素化の時代に、庁から省へ昇格したのは、そのためではなかったのか。
 観光旅行業者や登山業者からの賄賂接待付け届けを期待せずに、国民が現在も将来も、我が国の豊かな自然環境を享受して、健康で心豊かな生活を送れるように行政を推進するのが本分であろう。
そこに行政官としての生き甲斐を感じてほしい。そう変身すれば、すばらしい立派な地位だ。
 
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