愛犬と登山 パピヨンと高山200回以上の教訓
  野犬化したライチョウを食べるという怖い話
 
 登山関係の書籍に「犬連れ登山のペット犬が野犬化し、ライチョウの卵を食べるおそれがあるから、犬は入山禁止。」と唱えている文書があった。杞憂である。犬について無知蒙昧だ。
 
 第一に、ライチョウの生息する2400m以上の高山まで連れて行くような犬はかわいがられていて、人間よりも好き嫌いが激しい。
 寿司屋の卵焼きは食べるが、自宅品は、どう調理しても食べない。しかし、もしやと思い、卵を割らずに殻まま渡したが、見向きもしない。食べ物とは思ってない。
 卵は栄養バランスもよく、安価なので、殻を割って生のままやってみたが、やはり見向きもしない。
 
第二に、飼い主になついているから、苦労してまで高山に連れて行くのである。リ−ドを離したら、行方不明になるしつけの悪い犬を高山まで連れて行く物好きな人はいまい。
 犬は忠実で、見知らぬ土地で飼い主とはぐれると、気が動転したように探し回る。常に飼い主の行動がわかる範囲内にいる。
 
仮に飼い主とはぐれるようなことがあっても、ライチョウの生息する2400m以上の高山で野生化することはあり得ない。寒い上に、いったい、何を食べて生きるのだ。犬が生存できるほどライチョウの卵は、沢山あるのか。少なすぎるから、問題になっているのだ。
 
 仮に野犬化するなら、里山まで下りてくる。犬の帰巣本能は、人間とは全く比較できないほど優れている。里山まで下山し、そこで、人家の残飯などで生き延びる以外に野犬化することは考えられない。犬がライチョウの卵を食べるという話は人を惑わす杞憂の話だ。
 
 
ライチョウのひなを犬がくわえていたという又聞き報道記事
 
 ライチョウのひなを犬がくわえていたという重大情報の記事を目にしたことがある。
よく読むと、又聞き報道である。記者が目撃したのではない。目撃者から直接聞いたのでもない。国立公園◯Χ協会というあやしげな団体が、目撃者から聞いたということを記事にしている。その目撃者は、どこの誰で、どこで目撃したかは確認されてない。曖昧模糊だ
 
 犬を観光地から締め出そうと画策している観光業者と結託癒着した国立公園◯Χ協会というあやしげな団体がでっちあげた悪質な作り話かも知れない。あるいは、目撃したという人の悪質な作り話かもしれない。それを平気で記事にする記者は、まともな感覚の持ち主ではない。ジャ−ナリストの風上に置けない短絡低俗記者だ。偏見と悪意に満ちた歪曲記事を平気で書く無責任な迎合記者だ。即刻、廃業すべきである。世の中を無用に騒がし、迷惑千万だ。
 
 周知のように今年(03年)一月にカンボジアで大暴動が勃発し、タイと国交断絶寸前まで行った大事件があった。ことの発端は新聞記者の又聞き記事である。
 タイの有名女優がカンボジアを侮辱するような発言をしたと、悪意偏見に満ちた人達の発言を事実を確認もせずに、迎合的に報道したのだ。その記者は逮捕された。低落低俗記者である。 外国のことだと気楽に考えていると、ある日、落とし穴に落とされるかも知れない。

 我が国にも、そのような事例はいくらでもある。暴動までは発展してないだけである。ジャ−ナリストによる人権侵害は跡を絶たない。
歪曲報道を取り締まる法律の制定に賛成である。現今は野放し状態だ。
 その記者を犬に代わって告訴したい思いだ。
 別項のライチョウの絶滅激減はのせい? 犬登山禁止で絶滅しない?にも、朝日新聞の歪曲報道記事に論評を加えてある。社会良識が欠如した低落記者が横行している現今である。法規制を痛感する。
 
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愛犬と登山
開設 2003.4.24